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2016-06-02

【チベットの思い出と写真たち】

  ※写真はクリックした方がキレイに見れます。 
 
 
 
一緒にチベットに行った友達がアーティストになっていた!
しかもめっちゃ素敵な。
facebookで作品を見かけて思わず「欲しい!」と
言ったら結婚祝いにくれました^ ^
 
 
 
  ショータ当時20歳くらい?
 
 
 
彼の名前は中平 翔太。
静岡県出身だけど、
今は沖縄でシルクスクリーンアーティストとして
活動しています。
 
 
 
今日はそんなショータとの出会いをチベットの写真と共に。
 
 
 
彼とは2004年に僕がバックパッカーをしていた時に
中国のシャングリラという街で出会った。
シャングリラって桃源郷って意味で
使われることもあるけど、
実際に街として存在するんですよ^ ^
ちなみに2001年までは
中甸(これなんて読むの?)という名前でした。
 
 
 
  ポタラ宮(世界遺産)
 
 
 
当時僕は24歳。
オーストラリアでの語学留学を終え、
インドネシア、シンガポール、マレーシア、タイ、
ラオス、中国、チベット、ネパール、タイ、台湾、東京と
旅をしながら帰国したんだけど、
ちょうど中国のシャングリラでチベット行きのルートを
調べていた時にショータと出会いました。
 
 
 
僕はインドネシアのジャワ島で
知り合った友人(シンさん)と
シャングリラで再会しチベットに行くには
どうすればいいかあれこれ情報を集めていて、
ある宿の情報ノート
(旅行者がいろんな旅情報を自由に書き込めるノート。
旅人がよく集まる宿やレストランに置いてあることがある)
チベットまでの裏ルートが書かれていた。
そのルートは基本的に外国人は利用不可。
なんでも中国政府がその道中の貧しい村々を
外国人に見せたくないとか。
真相は謎だけど。
 
 
 
  五体投地
 
 
 
外国の旅行者は大都市から飛行機か
北部にあるゴルムドって街からバスでしか
行ってはいけないことになっていた。
ノートに書かれていた方法はいわゆる不法入国。
 
 
 
  標高5190m地点
 
 
 
飛行機でチベットに飛ぶには高すぎるし、
ゴルムドからバスで向かうには、
まずゴルムドまで行かなければいけない。
でもゴルムドは遠い。。。
めんどくさい。。。
 
 
 
 
 
 
そんな時に見つけたのが雲南省を通り抜ける違法ルート。
ノートの筆者がどんな方法でそのルートを
行ったのかは忘れたけど、
僕らは白タクで行くことに決めた。
でもパーティは僕とシンさんの二人きり。
まだ少し心細い。
違法なルートだから。
 
 
 
そんなベストな(笑)タイミングで出会ったのが
ショータと日本人の女の子(A子)。
すぐに僕らの計画を話し、
ショータもA子も話に乗ってきた。
彼らもチベット行きの方法を探していたのだ。
 
 
 
 
 
 
意気投合した僕ら4人は
まずは白タクをゲットする作戦にでた。
何人かに断られたけど、
幸いA子が中国語を話すので
白タクは結構あっさり見つかった。
 
 
 
でも白タクの運ちゃんにももちろんリスクがある。
外国人が通っちゃいけないルートを
外国人を乗せて通るから。
絶対に自分達が日本人だとバレたらまずい。
 
 
 
  ガンデン寺
 
 
 
僕らは元々計画していた通り中国人に変装することにした。
運ちゃんが言うには軍人は民衆から尊敬されてるから
軍人の格好をしておけば
警察に職務質問されるリスクも減らせると言われ、
一行は迷彩服に身を包むことになった。
 
 
 
  宿にてヒソヒソ声で
 
 
 
バックパックをズタボロのナイロン袋に入れ、
二つ折りの携帯電話の形をした電卓を買い、
(警察が近くにいる時に電話かけてる演技をするため)
これまでの旅でボーボーだった髭を剃り、
髪の毛を無理やり七三分けにしたら、
準備が全部整った。
 
 
 
さあ、冒険の始まりだ!
 
 
 
違法ルートを通ると予定では5日から7日かかる。
でもその間自分たちが日本人だとバレてはいけない。
バレると逮捕されるだとか罰金だとか
追い返されるだとか賄賂でなんとかなるだとか、
いろんな噂があったけど、とにかくバレたくない。
 
 
 
  ラサのユースホステルの従業員の女の子たちと
  ほんまええ子らばっかりやったな〜
 
 
 
道中、飯を食う時も定食屋では一言も喋らず、
泊まる宿でも常にヒソヒソ声。
僕らが会話できるのは車の中だけだった。
どの宿も部屋にシャワーが付いてなくて
他のお客との共同シャワーだったから
少しでもばれるリスクを減らすため
チベットに着くまで1週間風呂には入らなかった。
人生で風呂入らない日数最長記録だ。
 
 
 
ここまで話すともうお気づきかもしれないけど、
冒頭の写真は違法ルートの道中に
ビクビクしながら唯一撮った集合写真。
僕の人生で一番の思い出深い写真だ。
 
 
 
  チベットの子供たち
 
 
 
中国の村では入り口と出口に必ず検問があった。
赤と白を交互に色づけされた
長い竹の棒の前で車は一旦止められる。
 
 
 
そしたら詰め所から警察官がとことこ車に寄ってきては
運ちゃんとなにやら中国語で話をする。
その様子を僕らはドギマギしながら
後部座席でじっと見つめる。
時に素知らぬフリをし、時に寝たフリをし、
何度か警察官が車の中を覗き込んで僕らに話しかけたけど、
僕らはその警察官のことを無言でじっと見返すだけ。
内心超ドキドキ。
運ちゃんが僕らはモンゴル系の中国人で
中国の公用語は話せないという設定にしてくれていた。
 
 
 
  ラサの街中、シンさんとショータ
 
 
 
何を聞かれてもただただ無表情でじっと見返すだけ。
緊張で死ぬかと思った。
 
 
 
無事検問を突破して荒野の砂利道に出ると
毎回車内は大盛り上がり。
あの瞬間が旅一番の思い出だ。
 
 
 
 
 
 
僕らは特にトラブルに遭うことなく
(途中で車が壊れて一泊足止め食らったけど)、
無事にチベット自治区のラサに到着できた。
ラサに到着してしまえば外国人だとバレても大丈夫。
まさに安全地帯だった。
 
 
 
僕は車がラサに入った瞬間、
今までまともに日本語を喋れなかったから、
窓を開けて大声で
「あー!いー!うー!えー!おー!」と叫んだ。
我ながら意味不明だ。
 
 
 
  無事ラサに着いた祝賀会
 
 
 
話がだいぶ逸れて長くなったけど、
ショータはあの人生一大イベントを共にした仲間だ。
旅後もしょちゅう会うことはないけれど、
なんだかんだでちょいちょい会う。
そんな不思議で素敵な旅仲間。
 
 
 
そんなショータが旅の時は
HipHopミュージシャンだったのに
いつのまにかこんな素敵なアーティストになっていたのが
とても嬉しかった。
 
 
 
 
 
 
きっと彼のキャリアもまだまだスタートしたばかり。
僕も今年の2月にスタートしたばかり。
 
 
 
今後もたがいに切磋琢磨して前に進んでいきたいな。
将来的に何か一緒に仕事ができることも願いつつ
ショータの作品を部屋に飾りました。
 
 
 
 
 
 
 
 
興味のある方はショータのHPを覗いてみてください。
まだ作成途中感はあるけれど 笑
 
 
 
ほんと人生ていろいろありますね。
でもね、きっと今生きてたら
結局どれも正解なんだと思うんです^ ^
 
 
 
嫁に「もう2時間もブログ書いてるで」と
バカにされたのでもう寝ます( ̄Д ̄)ノ
 
 
 
  ショータのシルエット in チベット
 
 
 
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